ソーシャルメディアは日常生活で不可欠な存在ですが、その便利さと引き換えに心理的な疲労を感じる人が増えています。
ここでは、気づかぬうちに広がる「ソーシャルメディア疲労」のサインについて解説します。
意外な「ソーシャルメディア疲労」のサイン5つ
今回は、予想外の疲労のサインを紹介します。
私自身、以前はソーシャルメディアに夢中になり、長時間使っていました。
「何となく体が重い」と感じ始めたのが、気づきのきっかけでした。
そこから、自分の経験を基に、ソーシャルメディアによる疲労の意外なサインを5つ挙げてみます。
・他人の投稿で気分が沈むことが増えた
・現実の人間関係が希薄に感じる
・投稿する内容に悩むようになった
・ソーシャルメディアを見ない時が不安になる
これらのサインに、心当たりはありませんか?
それでは、一つ一つ詳しく見ていきましょう。
無意識にスマートフォンを操作する
テレビを見ている時、電車に乗っている時、歩いている時でも、気づけばソーシャルメディアを開いていませんか?
これは、ソーシャルメディア疲労の初期症状かもしれません。
私は料理中にスマートフォンをチェックし、「料理を焦がしそうになった!」という経験があります。
この無意識の行動は、脳が「ソーシャルメディアをチェックしなければ」と圧迫感を感じている証拠かもしれません。
ふとした瞬間にソーシャルメディアを開いてしまうことに気付いたら、注意が必要です。
他人の投稿を見て気分が沈むことが増えた
ソーシャルメディアは、皆の「ベストショット」が集まる場所です。
友人の楽しい旅行写真、知人の仕事の成功、セレブの華やかな生活…
それを見て、「自分は何をしているんだろう」と感じることはありませんか?
私も、育児中の友人の投稿を見て「こんなに完璧にできるのか」と、焦ったことがあります。
しかし、よく考えてみると、皆が投稿するのは自分の「見せたい部分」だけです。
対面での交流が希薄になる
「最近、友人とどれくらい会っているだろう?」や「家族との会話が以前に比べて少なくなった」と感じたことはありませんか?
オンラインでのコミュニケーションが中心になると、自然と直接会う機会が減ってしまいます。
例えば、夕食時に家族全員がスマートフォンを見ているなど、寂しい光景が増えたのです。
確かにオンラインのやりとりは便利ですが、直接会って話すことの大切さにはかないません。
「対面での会話が面倒だ」と感じるようになったら、注意が必要です。
投稿内容で悩む頻度が増える
「この投稿は大丈夫だろうか?」や「この写真、もっと加工したほうが良いかな?」と投稿前に悩むことが増えていませんか?
私も過去に、一枚の写真を選ぶのに何時間も費やしたことがあります。
「このアングルはどうだろう」「もっと流行の場所で撮れば良かったかな」と、投稿するたびに思い悩んでいました。
ソーシャルメディアは本来、気軽に楽しむべきものです。
しかし、投稿するたびにストレスを感じるようになったら、それはソーシャルメディア疲労の兆候です。
ソーシャルメディアが見られない時の不安
「スマホを忘れた!」「バッテリーが切れた!」といった時、あなたはどう感じますか?
もし「ソーシャルメディアを見られない」という理由だけで異常な不安を感じるようになったら、それは依存の可能性があります。
私もかつて、電車でスマホのバッテリーがなくなりそうになった時に非常に焦った経験があります。
「誰かが連絡しているかもしれない」「重要な情報を逃しているかもしれない」と不安に思いましたが、実際にはそこまで急を要する連絡はほとんどありませんでした。
ソーシャルメディアを見られない時に強い不安や焦りを感じるようになったら、ソーシャルメディア疲労のサインです。
まとめ
これらのサインに一つでも当てはまる場合は、ソーシャルメディアとの付き合い方を見直すことをお勧めします。
ソーシャルメディアは便利で楽しいツールですが、使い過ぎは逆効果を招くことも…